気ままにI/O

プログラムとかものづくりのインプット・アウトプットのためのブログ。

HoloLensアプリ『Boxello』 をリリースしました

※購入できない状態になっていた件について追記しました(2018/5/14)

はじめてのHoloLensアプリをリリースしました!

www.microsoft.com

5/2の時点では検索で出てこないので、リンクから飛んでみてください。

200円の有料アプリにしていますが、7日間の試用期間を設けてみたので、とりあえず試してみて気に入ったら購入してもらえると嬉しいです。(Vuforiaの有料ライセンスを使っているのでその費用が回収できると嬉しい)

ちなみに自分でも試用期間ということでDLしてみたんですが、そのあと購入ボタンが出るとかじゃないんですね。試用期間が終わった状態でアプリ開くとストアに飛ばされるとかなんでしょうか?

 

(追記)

リリース設定に不備があり購入できない状態になっていました。修正して現在は試用版インストールしてそのまま購入もできます。

詳しくは下記事にて。

HoloLensアプリのリリース日設定を間違って購入できなくなってた - 気ままにI/O

 

動画

youtu.be

このアプリはMicrosoft HoloLens アプリケーションコンテストに向けて制作したアプリです。コンテストに概要紹介動画が必要だったのでPV風に作ってみました。

 

アプリ概要

オセロの盤面を立体にしたゲームです。相手を挟んで自分の色にするのはオセロと一緒です。

ポイントは、立方体をマスに分割した構造になっていて、辺・角のマスが複数の面に属している点です。これにより面をまたいで相手を挟むことができ、グルっと一周挟んで裏返すようなこともできます。

盤面のサイズは4・6・8・10の4段階で選択できます。10にするとマジで終わらないので初めは4からプレイすることをお勧めします。

プレイ人数も2~4人まで設定できます。アタック25のパネルのイメージに近いですかね。

そしてココが肝ですが、ローカルなWi-Fi通信でのマルチプレイに対応しており最大4人対戦できます!実装的にはUNETでコマンドとRpcあたりを使って状態を同期しています。

実は3人以上でプレイするときの問題が申請後に発覚し、公開前に一度アップデートをかけています。そのためバージョンが1.0.1.0。アプリコンテストのほうは修正前の状態になってしまったので無念です、、、

ここまでは動画で説明してるポイントですが、動画に入ってないところも紹介しておきます。

日本語・英語の2ヵ国語対応

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GoogleスプレッドシートでIDと日本語・英語を入力してUnityのエディタ拡張でアクセスしてScriptableObjectを作るようなことをしてます。インスペクターでIDを設定すれば対応するテキストが言語設定に応じてセットされるような仕組みにしてます。

マーカー・ジェスチャーでのボックスの配置

アプリを起動すると最初にボックスを配置するフローが始まります。

その際の配置方法としてARマーカーを使う方法と、ジェスチャー操作で配置する方法の2通りを用意しました。

1人でプレイする分にはジェスチャーで適当に配置すれば良いですが、マルチプレイの場合にはボックスの位置と向きを合わせる必要があります。(この位置がアンカーになるため)

このときにARマーカーがあれば簡単に位置を揃えることができます。

ちなみにマーカーはここからDLできます。 A4サイズで印刷して使ってください。

https://drive.google.com/open?id=15rOsP_qIxzHm-caf0JvgKQI0sdFhAa2b 

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ジェスチャーの場合はナビゲーション操作で回転させる

 

制作の意図・経緯

ARが一般的になった世界で遊ばれるカジュアルゲームをイメージして作っています。

元々はモバイルのARKitやARCore向けのアプリとして考えて作り始めました。というかだいたい遊べるところまではモバイル向けに作ってました。

もちろんHoloLens版も想定していたので、この時点でマルチプラットフォームで動かせるVuforia、UNETを使って作っています。

ベースができたところでHoloLensのアプリコンテストが近づいてきたので、先にHoloLens版から作ることにしたかんじです。

 

今後の展開

というわけで、モバイル版も公開したいなと思っています。モバイル版はできるだけたくさんの人にARに触れてもらうべく、基本無料にしたい。

機能的にもまだ入れられていないものがあるので、HoloLens版もアップデートする予定です。